ペットが亡くなった時の為に出来ること。

ペットが亡くなった時、飼い主様は悲しい気持ちになりますが、慌てることなくペットが安心して旅立てるように対処しなくてはなりません。
・突然の事故で
・病気によって
・元気ではあったけど老衰で
様々な別れの形がありますが飼い主様が納得出来る形でお別れをできるのが一番です。そのために役立つ情報をこのページではまとめてみました。

ペットが死んだ時
可愛いペットとの別れは考えたく無いですが準備が大事です。

※ペットが健康な内は中々こういった準備や考えはしたくないものです。ただいつ別れがやってくるかわからないのも事実です。いざと言う時に慌てないためにもしっかりとした準備をお願い致します。

 ペットの異変に気を付ける。

ペットの異変にいち早く気づいてあげれるようにしましょう。ペットは人間と違って言葉を話すことが出来ません。また顔色や体温の変化にも気づきにくい物です。いつもと顔が違っていたり、歩くスピードが遅くなっていたり、どことなく元気が無かったりしたら気にかけてあげましょう。病気や怪我の疑いがあるときは病院に連れて行ってあげてください。また加齢が進むと食べれる物も変わってきます。昔は元気に硬い物を食べられても、最後の方は流動食しか食べられなくなることが多いです。ご飯の食べっぷりにも注意してあげましょう。

 ペットが亡くなった直後の対応。

実際にペットが亡くなってしまった時、手を合わせてこれまでの感謝を伝えましょう。悲しみが湧いてきて後悔の念が生まれることもありますが第一には感謝を必ず伝えてください。その後は体を撫でてスキンシップを取ったり、しばらく抱っこしてあげたり、好きだった場所に寝かせてあげる物いいでしょう。通夜の際には寄り添って声を掛けてあげてください。

優しく声を掛けてあげましょう。

 ペットのご遺体を安置する。

しっかりと感謝を伝えたら、ご遺体を安置します。ご遺体から内容物が出てくることがありますのでご遺体の下にはペット用シートやタオルなどを敷きます。ご遺体は死後、急速に硬直が始まります。ペット用シートの上に安置したらなるべく早く普段の寝姿勢にしてあげるのをお勧めします。寝かせたご遺体を保冷剤や氷などで遺体を保冷してください。その際、冷気が溢れないように上からタオルを掛けてあげてください。その後、周りに好きだったおもちゃやお菓子、お気に入りの服を着せてあげるのもいいでしょう。

 ペットの葬儀方法を決める。

ご遺体を安置出来たらペットの葬儀方法を決めなくてはなりません。主に現在では3種類の方法があります。

自治体に依頼する場合。

自治体によって確認してもらうのが一番ですが、自治体によってペットの火葬を受け付けている自治体があります。ただ、ほとんどの自治体では合同火葬による火葬で火葬に立ち会ったり、遺骨を返してもらうことなどは出来ない場合が多いです。他のペットと一緒に火葬されるのが嫌だったり、遺骨をしっかりと供養したい方にはお勧め出来ないかもしれません。民間業者より価格面では安く済みます。

土葬する場合。

遺体を土に埋めて供養する方法もあります。一口に土葬といっても一度火葬を行ってから土に埋める場合とそのまま土に埋める場合があります。火葬をせずに埋める場合は腐敗臭などに引き寄せられた野生の動物に掘り起こされてしまう危険性があります。掘り起こされない深さまであなを掘ってから埋めましょう。火葬してから土葬する場合には掘り起こされることはほぼ無いですが、早く土に吸収されるように粉骨をしてから土葬することもお勧めしております。土葬する場合には必ず自分の土地に穴を掘り埋めましょう。公園などに勝手に穴を掘って埋めることは出来ません。

火葬する場合。

ペット火葬業者に依頼する場合。今回は民間の業者に火葬を依頼する場合を紹介します。民間火葬業者でも「持ち込み火葬」と「訪問火葬」があります。
持ち込み火葬はその名の通り、飼い主様が火葬場に遺体を運び、火葬を行います。この場合は納骨堂なども一緒にある場合が多く、遺骨は一度見たら骨壺に納め、納骨堂に入れることが多いです。(家に持ち帰らせてくれる所もあります。)
訪問火葬は別名「移動火葬」とも言われる物です。飼い主様のご自宅に火葬設備がある車で訪問し、ご遺体を預かり火葬します。一般的にはご自宅の近くで火葬し、骨あげ(骨壺に遺骨を入れる作業)もご自宅でできる事が多いです。業者によっては火葬後、スタッフが骨壺に入れてお渡しする業者もあるのでどこから立ち合いできるかを確認するのがいいでしょう。

 火葬当日までの準備

ペットが亡くなって葬儀方法を決めたら、ご遺体を保管しなくてはなりません。
ここでは特にして欲しいことをまとめて紹介します。

ペットに感謝の念を伝える。

ペットが亡くなった時にどうしても「こうしてあげれば良かった」「もっと〇〇してあげれば良かった」と思ってしまう方は多いです。しかしそのような後悔の念はペットにも伝わり成仏の妨げになる事があるそうです。ペットの最後には感謝の言葉を掛けてあげ、心やすらかに旅立たせてあげるのが大事です。

遺体を安置する。

ペットが亡くなった後はすぐに硬直が始まります。感謝の言葉を伝えたら硬直は始まる前に普段の寝姿に整えてあげて寝かせてあげましょう。亡くなった後は内容物が出てくる事があるのでペットシートやビニールを下に敷いてあげるのがおすすめです。

遺体を冷却する。

暑い時期でも寒い時期でも必ず冷却をします。遺体の周りに氷やドライアイスを置いて遺体を冷却しましょう。保冷効果を高めるために上からタオルやお気に入りの服などを掛けてあげましょう。

この3つは必ずしてあげてください。ペットの御供養には決まったルールなどは無いのでその他にも飼い主様がしてあげたいと思ったことはしてあげるのがいいでしょう。

 最後に

ペットは生き物なのでどうしてもお別れの時は来ます。その時にいかに慌てずに対応できるかは飼い主の準備次第で大きく変わります。
亡くなった後にしてあげたいことなどを生前に考えておいたり、整理しておくのが大事です。
この記事を読んで少しでも準備にご協力できたら何よりです。

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