【オプション】粉骨のご紹介。
粉骨とは?
粉骨(ふんこつ)とは、火葬された後の遺骨を粉状や細かい粒状にすることです。遺骨を形のまま骨壺に収めるのではなく、細かく粉状にすることによりお客様本人での散骨や、自宅での限られたスペースでの手元供養、骨壺のサイズのコンパクト化のために行われます。日本では、新しい供養方法として一般化されてきており、特に自然への還元を重視する散骨や、遺族が故人を身近に感じる手元供養の普及に伴って需要が増えています。
粉骨の目的は?
遺骨を海や山などの思い出の土地の自然に還し供養する方法です。遺骨の形が残ったままでは自然環境に与える影響が大きいため粉状にしてから遺骨を撒く必要があります。
遺骨を土に埋めて供養する方法です。形が残ったままでは吸収に何十年単位で時間がかかることもあるため、埋める前に粉骨が必要です
遺骨をカプセルや小型の骨壺に納める場合、粉骨にすることで扱いやすくなります。
合同墓地やペット納骨堂など、スペースが限られている場所に遺骨を収める際に、粉骨を行い骨壺のサイズを小さくすることが可能です。
粉骨によってどれくらい大きさが変わるのか
粉骨後の骨壺は大半の子が『3寸』というサイズの骨壺に納まります。
3寸のサイズは『9.0909cm』で、9cmのものはこちらで確認ください(9cmのサイズのもの)
粉骨をしない場合は『4寸』の骨壺になることが多く4寸は『12.1212cm』となっております。(12cmのサイズのもの)
お家での手元供養においても、ペット霊園に預ける場合も骨壺のサイズはコンパクトなものの方が助かるという場合は粉骨を検討してみるのも一つの選択肢かもしれません。
海外で増えている粉骨と散骨
海外においての粉骨は、国や文化によって普及度や意義が異なります。全体としては、日本ほど一般的ではない場合もありますが、散骨や手元供養のために行われるケースは増えています。以下、いくつかの地域や文化での状況を説明します。
1. 北米(アメリカ・カナダ)
- 一般的ではないが増加中
北米では、火葬後の遺骨はそのままの形で骨壺に納めるのが一般的で、粉骨の習慣はあまりありません。ただし、海や山への散骨や、手元供養を目的とする場合に粉骨を行う人も増えています。 - 散骨文化の浸透
散骨は「自然への還元」として人気があり、特に粉骨が推奨される場合があります。専用業者が粉骨と散骨をセットで提供することもあります。
2. ヨーロッパ
- 国ごとの法律が影響
ヨーロッパでは、火葬後の遺骨をどのように扱うかは国によって異なります。多くの国では、遺骨を墓地や納骨堂に納めることが義務付けられており、粉骨は一般的ではありません。 - 散骨の広がり
スウェーデンやイギリスなど、比較的自由な散骨が認められている国では、粉骨を選ぶ人もいます。一方で、フランスやドイツなどでは散骨が法律で厳しく制限されており、粉骨の機会は少ないです。
3. アジア
- 火葬文化の影響
日本と同じく火葬が主流の国が多いですが、粉骨はあまり一般的ではありません。遺骨をそのまま骨壺に納める習慣が強い国が多いです。 - 近年の変化
散骨や新しい供養方法(樹木葬など)が広がりつつある地域(例:韓国や中国)では、粉骨への需要が少しずつ増えています。
4. オセアニア(オーストラリア・ニュージーランド)
- 自由な供養が普及
オーストラリアやニュージーランドでは、供養の方法に比較的自由があり、散骨が一般的な選択肢の一つです。そのため、粉骨も特定の状況で行われることがあります。
粉骨の費用
火葬の際に同時に粉骨も行う場合
火葬が完了した後に遺骨を当社のスタッフが専用の機械を用いて粉骨を行います。
粉骨後は通常の火葬と同じく骨壺に入れた状態でお渡しします。
費用は通常火葬料金に+4000円です。
火葬日とは別日に粉骨を行う場合
お電話にて予約を取っていただき、ご自宅まで訪問いたします。
その後は通常通り粉骨を行います。
費用は4000円+出張料金(地域によって異なるのでお問い合わせください)となります。
当店以外での火葬後の粉骨について
当店以外で火葬された遺骨に関しても粉骨は可能です。
費用は4000円+出張料金(地域によって異なるのでお問い合わせください)となります。
まとめ
今回は粉骨に関する情報をお届けしました。
ペットの遺骨の供養には様々な方法があり、お客様が納得する方法での供養が一番です。
粉骨をする方もいれば大きい骨壺の存在感が良いという方もうらっしゃいます。
当店は無宗教、かつ流派を持たない火葬、供養をしております。
ゆっくりと遺族の皆様で話し合いをして決めるのが良いかと思います。
今回の記事は少しでも話し合いの参考になれば幸いです。